一人暮らし用ベッドの選び方

一人暮らしで必要なのは狭くても使える機能的な空間。使わないときは収納することでフリースペースを確保できます。写真のような収納タイプは、折り畳むことで邪魔にならないので、の掃除も楽ちん。マーフィーウォールベッドとよばれる本タイプは、もともと20世紀初頭、サンフランシスコのワンルームに住んでいたウィリアム・マーフィーが部屋のフリースペース確保から発想したものが始まりと言われています。日本の狭いワンルームマンション事情にもピッタリのアイデアですね。

「狭い部屋でも、ゆったりと寝るスペースはちゃんと確保したい」という人におススメの収納スペース付きタイプ。場所を取りますが、使用しないベッド下を大容量収納スペースとして利用することができます。一口に収納付きタイプと言っても、その種類は様々。写真の跳ね上げ式収納タイプは、引き出しタイプと比べると、周りを有効活用することができます。引き出しタイプは、引き出しのためのスペースを確保しておかねばなりませんが、その分、細かく分類でき整理整頓が手軽です。

全ての機能をコンパクトに収めたロフトベッドはいかがでしょうか？「The Living Cube」と呼ばれるこちらのものは、洋服ハンガー、TV台、本棚などを兼ねた都会に住む一人暮らしにぴったりのデザインです。台座部分は色々なものをしまって置ける収納スペースとして活用も可能。ブラックのカラーは、ミニマルでシックにお部屋をまとめたい人にピッタリのデザインと言えます。

Design: Till Könneker, Build: Remo Zimmerli, Photo: Rob Lewis, Management: Dana Loftus

一人暮らしでベッドを選ぶ際、やはりフレキシブルに上げ下げできる布団の選択も有効です。部屋のフリースペース度が高く、初期費用も布団ならお手頃。敷布団は、ヨガやエクササイズの場所としても活用できます。和風の布団は、フローリングに合わないとお悩みの人は、写真のように一段床を上げるスキップフロアを活用して、寝室とリビングスペースを別けても良いでしょう。また、布団派は、シンプルモダンなシーツやカラーデザインにすることですっきりとお部屋に馴染みやすくなります。

「一人暮らしの部屋に、ソファーもベッドも欲しい」そう考えている人におススメは、やはりソファーベッド。2つの機能を兼ねる2WAY家具は、部屋のスペースを無駄にしない賢い選択です。アメリカでは、1960年代にウィリアム・ブローワがデザインしたモダンな「布団ソファー」が今でも人気です。布団とすのこに足をつけた折りたためる布団ソファーは、そのミニマルシンプルな美しさから人気があり、日本でも購入可能です。

間取りや部屋の広さの都合で寝室と仕事部屋を兼用している人も多いいでしょう。そんなときは、こちらのような、机も兼ねた２WAY家具はいかがでしょうか？昼間、勉強や作業の間は机を使用し、就寝時間には机を倒せば寝るスペースに早変わり。何かと家での仕事や勉強ははかどらないことが多いいですが、その原因にはすぐ横になれるベッドが原因の場合も。こちらのような２WAY家具ならば、勉強を終えるまで就寝できず、生活にメリハリも付きますね。