老朽化や古さが目立ってきたマンションやアパートでも、内装を変えるだけで空間は驚くほど変化します。これまでは、修繕といえば痛んだり変色した箇所を元どおりに戻す、という意味合いが大きくありました。現在では、元の素材を活かしながら個性を持たせ、多様なライフスタイルを叶えるリノベーションも一般的になりつつあります。今回ご紹介するのは、狭小ワンルームをデザインリノベーションしたプロジェクト。みなやまくみこ.COMは空室が続いていた部屋を、ビンテージテイストに提案しています。
壁紙やフロア、照明をガラリと変え、生まれ変わった室内。ブルーの色がひときわ印象的で、狭さを感じていた室内に奥行き感が生まれました。広く感じさせる色は白と言われていますが、限られた空間の場合は思い切った色を使い分けることでメリハリを生むことが可能です。ブリックウォール風の壁、ラスティックなヴィンテージテイストのフローリングで、家具やインテリアをもっと個性的に楽しめる部屋になりました。照明の雰囲気でも空間が立体的になり、魅力がぐんと増しています。
こちらの部屋は腰壁をあしらい、ペンキを何度も塗り重ねてははげたような味わいが趣深いフレンチアンティークテイストの部屋に。赤みを帯びたフローリングのカラーがぬくもりを感じさせ、白ベースの室内でも随分と印象が変わりました。レトロな雰囲気のペンダントライトが部屋に温かみをもたらし、コンパクトな部屋でも海外風のインテリアを楽しめるベースとなっています。ほんのすこしの工夫がインテリアを楽しむポイントになる、リノベーションの魅力あるポイントが引き出されています。
レトロなペンダント照明で、以前の蛍光灯のフラットで味気ない印象がずいぶんと変わりました。照明は明るさの確保だけでなく、空間のアクセサリーとして大切な役割を果たします。淡い色で整えられている室内ですが、フローリングの温もりが安心感を覚える空間となっています。キッチンはシンプルなものへと交換され、オープンながらも収納がしやすく、コンパクトな空間の中で扉の開け閉めの必要がない機能性も考えられています。建築家の腕によって、空室の目立つマンションが魅力ある空間へと息を吹き返しました。
【リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ 新築vsリノベーション。比較することで見えてくるそれぞれの良さ
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