森に抱かれる別荘「斜面を受け止める家」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
斜面を受け止める家, 株式会社sum design 株式会社sum design Casas modernas
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日常生活でどれだけ自然と触れられるでしょうか。特に都会には自然が少なく、緑が恋しくなるでしょう。ですが、郊外であれば周りに多くの自然が広がっています。もちろん周りに広がる自然を目一杯楽しむこともできます。そこで今回紹介したいのは周辺の環境を活かして自然を満喫できる別荘です。

森の中に建てられた別荘

今回家が建てられたの長野県の軽井沢市。それは別荘地となっていますが、まだ分譲中のため建物があまり建てられておらず、敷地の周りには森が広がっています。このような場所に別荘を建てたのは株式会社SUM DESIGN。建てられたのは「斜面を受け止める家」で、その名前の通り近くには緩やかな斜面が広がっています。今回別荘を建てるにあたって、斜面やそれを覆う木々など敷地の周辺の環境を考えることになりました。

斜面に開いた建物

建物外観は通り側から見ると、とてもシンプルに見えます。家で見えるのは濃い茶色の木の外壁に小さな窓。ですが反対の斜面側へとまわると全く別の顔を見ることになるでしょう。反対側にあるのは斜面に対して凹む形となるV字型のファサード。屋根は斜面側が高くなっているため、大きな窓が取り付けることができるようになっています。そして建物の前に広がるのはウッドデッキ。このような外観は開かれた印象を与えることでしょう。

木の空間

このような家の中に広がるのは木を活かした空間です。床に見えるのは淡い茶色の木のフローリング。壁や天井もフローリングと同じ形で木の板に覆われています。そのため建物内に入ると感じられるのは暖かな木の素材感。それは周りに広がる森が自然が持つ暖かさと共鳴し、森の中にいることを強く感じさせてくれるでしょう。

森を取り込む

建物は斜面に対してV字型なっており、斜面だけでな森の一部を囲む形になっています。それは、まるで舞台を眺める客席と喩えられるでしょう。もちろんここでは舞台と客席は切り離されることはありません。斜面側には大きなガラス窓が取り付けられているため、外の木々が生い茂る森の風景を楽しむことができます。そして窓を開ければ、それはまるで部屋の一部のように感じられるでしょう。

ウッドデッキが生み出す開放感

こうした森と別荘の繋がりをさらに強調するのは斜面側に設けられたウッドデッキです。そこは屋内の床と同じ高さになっているため気軽出ることができます。そこに出れば感じられるのは木々の香り、外の風、そして暖かな太陽の光。ウッドデッキは気軽に出られる屋外空間となり、建物に開放感をもたらします。そして存分に周りに広がる自然を感じさせてくれるのです。

自然を身近に感じられる別荘

都会での生活は自然と触れ合う機会が少ないため、それとの繋がりが必要となるでしょう。もちろん郊外や自然に囲まれた環境に移り住むのは簡単ではありません。ですが別荘であれば、気軽に自然と触れる機会得ることができます。特に本別荘のように周辺環境を取り込み、自然に抱かれるような建物であれば、短い滞在であっても、きっと自然から多くのものを得られることでしょう。

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