週末など家にいる時間が長いと、部屋をもっとお洒落にしたくなってきます。それにインテリアを色々と考えるのは楽しいですね。でも他にもお金を使いたいのものがあり、家のインテリアにまでお金のかけたりすることは下端ではありません。そこで今回はなるべくお金をかけず、リビングをお洒落にするアイディアをまとめてご紹介します。お洒落なリビングを演出して、家での休日をもっと楽しみましょう。
お洒落な人のインテリアというのは、大抵片付いていて余計なものがありません。リビングをデコレーションする前に、まずは今の状態を見直してみましょう。こちらのお部屋は空間の大きさの割にものがあまり置かれていないので、明るく広く、洗練された雰囲気です。ものが多すぎると、部屋が小さく感じますし、何より煩雑なイメージを拭えません。不必要なものを処分したり、収納場所を変えるだけでも部屋がすっきりとした印象に変わります。
部屋を片付けてすっきりさせたら、次は自分の求めるリビングのイメージを明確にすることが大切です。ある程度理想の部屋が分かっていると、インテリアのプランも効率よく進みます。東京、金沢を中心に活動する株式会社クラスコデザインスタジオが設計を手掛けたこちらのお部屋は「求めるままに組み替えられる部屋」。固定概念にとらわれずに、部屋のあり方を楽しむというのがテーマのようです。仕切りが少なく、開放的な空間ですが、ラグや床素材などで区切りをつけています。リビングを装飾する際には、例えば家族がくつろぐスペースにしたいのか、時にはダイニングの役割も兼ねるのか、プロジェクターでホームシアターにするのかなど、部屋の役割をはっきりさせると、計画がスムーズに進みます。インテリアのスタイルもある程度決まっていると、さらに効率的ですね。
リビングの収納に欠かせないシェルフ。そんなシェルフ自体に装飾性があると最高ですね。ドイツのFUNDAMENTAL.BERLINが提案するのは、こちらのデザイン性の高いシェルフ。積み木を重ねたようなデザインがとってもオリジナルで、部屋の角に飾ってあるとポイントになります。棚の上にはまるで飾るように香水などが置かれています。かなりシンプルなこのデザイン、器用な方だとDIYで作れそうですね。限られた空間を無駄にしないために、リビングの装飾品を選ぶときは、デコレーションと実用性を兼ねたものを選ぶことをお勧めします。
(株)独楽蔵が設計を手掛けたこちらのお住まいは、若いご夫婦のための住宅です。グラフィック・デザイナーの奥様と日本画がご趣味の旦那様のために、お家にはお二人のご趣味を存分に楽しむ要素を取り入れたとのこと。リビングにも可愛らしいものがたくさんありますが、注目したいのは、シェルフの使い方。落ち着いた色の食器やカメラが展示されています。誰でもお気に入りの食器がお家にあるのではないでしょうか?それをキッチンに仕舞い込まずに、こうしてリビングに展示すると、いつでも眺められますね。リビングのシェルフは収納だけでなく、展示のために使ってみてはいかがでしょう。
こちらのお部屋は白がベースですが、黄色や紫、ターコイズなどが差し色に使われているので、平坦な感じになっていません。部屋に綺麗な差し色を用いるだけでも空間の印象が随分変わります。特にクッションカバーやテーブルランナーなどのテキスタイルは手軽に取り入れられるのでお勧めです。差し色は鮮明な色を選ぶと、部屋が華やかになります。
手軽にインテリアのデコレーションに用いられるのが植物類。植物は、観葉植物でもドライフラワーでも良いのですが、大切なのは部屋のイメージに合わせて選ぶこと。カタチ製作所の黒いランプシェードは、陶器で制作されたもの。少しレトロな印象が、使い込まれた椅子と、シェルフにとてもよく合っています。ここに飾られた花もあえて大ぶりの花束やトロピカルな観葉植物でなく、一輪挿しや色目の少ない花がしっくりきますね。