美しい坪庭のある家10選 | homify

美しい坪庭のある家10選

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
株式会社近江庭園 Jardines de estilo clásico
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細長い京都の町家は陽当たりが悪く光や風が通りにくいため、充分な採光と通風を目的として建物と建物の間に造られた空間が坪庭の起源と言われています。そんな昔の人の知恵が受け継がれている、素敵な坪庭のある住宅を紹介したいと思います。

葉を魅せる坪庭

こちらは京都を拠点に活動する有限会社 TEAMWORKSが手掛けた住宅です。真・町家住宅プロジェクトで坪庭の起源と言われる京町屋の要素を取り入れたもので、一つ一つの「間」の空間が大切に配置された住宅となっています。光が当たりにくい中で小さな空間を最大限に生かすために、坪庭は花ではなく葉を魅せるのです。そして周りに石などを配置して作り出していきます。さらに夜になると光と影が織りなす美しさはまさに芸術品のようですね。

浴室からの坪庭

坪庭には鑑賞のためだけではなくさまざまな効果を私たちに与えてくれます。例えば光を採り入れ風の通り道になり、外気の温度を敏感に受け入れ周りを囲む部屋との間に温度差が生じることで家の中の空気が流れるようになります。しかしそんな実用的な面とはまた別に、浴室やガラス越しに庭を眺めることで開放感やくつろぎ感を感じることができるのです。いつまでもお風呂に入っていたくなる浴室ですね。

癒しの坪庭

こちらは上記と同じく株式会社近江庭園が手掛けた坪庭です。日々忙しく生きる中でその廊下を通る人たちがはっと立ち止まり、思わず急いでいるのを忘れてしまうぐらい美しい庭です。何をするわけでもないのにそこにいるだけで心が穏やかになる。癒される。それが坪庭の最大の魅力なのだと思うのです。そして空間をつなぐ眺めの良い庭は先人達が残し、今に引き継がれてきた「和」の精神が生きています。

絵画のような坪庭

こちらは神奈川県を拠点に活動する平林繁・環境建築研究所が手掛けた住宅です。天井や壁が額縁みたいで、まるで絵画のような美しさをもつ坪庭です。丹沢山地の麓に建つこの住宅は周囲は静かな環境ですが近い将来、高速道路が間近を通ることになるので環境が大きく変わることが予想されています。しかしここから見える景色は、空があり坪庭がある。それは変わることのない景色です。周囲が変わっても、変わらないものもあるなら人は安心できる。庭はその変化に順応するための大きな役割を担っているのです。

四季の坪庭

こちらは大阪を拠点に活動するGREENSPACEが手掛けた坪庭です。部屋の中にいてふと外に目をやると、鮮やかな赤に目を奪われます。少しの間、時間を忘れさせる美しさがそこにあります。夏になると木が緑で生い茂り秋になると赤く紅葉し冬になると散っていく。しかし春になると芽がでてまたたくさんの葉っぱで生い茂る。そんな色とりどりの四季を家の中に居ながらにして感じることのできる小さな空間です。そして坪庭の向こう側には洋室があるのでまた違った雰囲気を味わえることでしょう。

写真:多田 ユウ子

小宇宙の坪庭

坪庭は日本家屋にしか合わないわけでは決してありません。岡山県を拠点に活動するNEWTRAL DESIGNが手掛けた現代の住宅でも坪庭は同じ効果を与えてくれます。和でも洋でも少しのスペースと石と木があればそれで坪庭は造れます。シンプルですがその小さいスペースにいろいろなものが詰まっており坪庭は奥が深いと思います。いわば坪庭は小さな宇宙なのです。

光をくれる坪庭

埼玉県川越市にあるこちらの住宅は東京を拠点に活動する大島功市建築研究所 一級建築士事務所が手掛けたものです。こちらは坪庭があることで北側の部屋にも光を採り入れることができるようになっています。そして壁を丸の形に切り抜くことによって、日本家屋の丸窓障子を思い出しそこから見える景色が「和」を感じさせてくれる坪庭になっています。

写真:小林 達実

変化する坪庭

こちらは静岡を拠点に活動するヒロノアソシエイツ一級建築士事務所が手掛けた住宅です。クライアントの希望は「快適な住空間をつくって欲しい」でした。具体的に快適に暮らすとはゆっくりと時間が流れる空間があるということで、坪庭にシンボルツリーとしてヤマボウシを植え、家のどこにいても見ることが出来るよう配置されています。ヤマボウシは凛とした端正な感じで「和」の雰囲気があり6〜7月に花が咲き、果実は9月頃に実ります。そして秋には紅葉し美しいことでしょう。ゆっくり流れる時の変化を楽しみながら生活できるのです。

自分だけの坪庭

arbol Jardines de estilo moderno

こちらは大阪を拠点に活動するARBOLが手掛けた住宅です。坪庭があることで光をたくさん採り入れることができると同時に、坪庭は建物の中にあるので外からの視線を気にすることなくくつろげると言うのも良い所の一つです。カーテンでせっかくの緑を遮る必要はないのですから昼は太陽の暖かさを、そして夜は月の光の静寂を一人占めすることができるのです。

和と洋が融合した坪庭

こちらは岡山県を拠点に活動するフラワーチルドレン(FLOWER CHILDREN)が手掛けた住宅です。素材がアルミ材のパーティション、ガラスの角柱、山西黒という天然石磨きでできていて現代のスタイリッシュなデザインでありながら、和風テイストも入っていて、お互いが反発することなく上手く融合されたデザインになっています。天然石があることで空の青さが映り込んだり雨が降ると水が張り鏡のようになったり、天候によって変化するのでさまざまな表情の坪庭を見ることができるでしょう。

【坪庭については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 坪庭のメリット・デメリット

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