防音カーテンを選ぶときに気を付けたいこと

Aya F. Aya F.
Monsoon 2014, Chivasso BV Chivasso BV Puertas y ventanas
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防音カーテンは、文字通り音漏れを軽減させる効果のあるカーテン。効果のほどはというと、もちろん二重窓ほどのものではありませんが、その素材、取り付け方にまできっちりとこだわれば、何もないよりは音が吸収されているのを感じるのだとか。では、どのような点に気を付けて防音カーテンを選べばよいのでしょうか。今日はいくつかのポイントに注目し、効果的な選び方、設置方法について考えていきましょう。

防音カーテンの防音効果?

防音カーテンと聞くと、音を防ぐカーテン、という印象を持たれる方も多いかもしれませんが、実際のところは高周波の音の響きを多少軽減させることが出来るもの、という認識の方が正しいのだそうです。人の話し声を伝わりにくくさせる効果があるのだとか。何もないよりは音が聞こえづらくなる、伝わりづらくなるということを念頭に置いて取り入れていくとよいかもしれません。素材の選び方、設置の仕方で効果が変わってくるそうなので、気を付けたいですね。

生地の素材を見極める

防音カーテンには様々な素材があります。簡易的なものであれば、ごく普通の布地を二層、三層に重ねた構造になったもので、効果はあまり期待できません。高い防音効果が期待でいる素材では、遮音材が使われています。遮音効果がある素材と吸音効果のある素材とを組み合わせた三層構造のものであれば、しっかりと役割を果たしてくれそうです。効果の高いよい防音カーテンは、ずっしりと重いのだとか。どれほど音を抑えたいかによって、素材を選んでみてもよいかもしれませんね。

窓に取り付けるときに気を付けたいこと

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ごく一般的なカーテンでは、ドレープを作るようにの幅よりも広めの布が使われますが、防音カーテンでは、フラットで隙間ができないように吊るすのがよいのだそう。音は隙間から漏れていくため、壁とカーテンレールの奥行きも、カーテンで隙間なく包み込む形にするのが推奨されているようです。長さも、床まで届くくらいあると音が漏れにくくなります。窓とカーテンの間に空気の層を作るようにすることは、覚えておきたいですね。

重ね付けしてみる?

さらに高い効果を求める場合には、複数枚吊るすと、空気の層がいくつもできるため、より音が軽減するのだとか。しかしながら、効果の高い製品であれば、かなり重さもあるため、カーテンレールにもある程度の強度が必要となってきます。重ね付けをお考えであれば、専門家と相談して、カーテンレールの構造や強度にも考慮、検討してみることをおすすめします。こちらのように、天井から吊るすタイプであれば、窓と部屋との空間をきっちり埋めることができるため、高い効果が得られそうですね。

防げる音域には気を付けて

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防音効果があるとはいえ、前述のとおり、いろんな音が防げるわけではありません。音にはざっくり分けて2つの種類があります。空気伝播音と個体伝播音。前者は、空気によって伝わる音で、例えば人の話す声やテレビの音、ピアノの高音などがこれに属します。後者は、建物の構造に伝わった振動によるもので、車や電車の騒音、工事の音など。防音カーテンで緩和できるのは、前者のみだそう。そのため、線路わきに住む人にとっての防音対策としては、効果が期待できません。

こちらは、ドイツのカーテン&ブラインド会社・Indes Fuggerhaus TextilGmbHの製品。シックな色合でカーテンとスクリーンを合わせており、とてもスタイリッシュなインテリアを実現しています。

より高い防音効果を求めるならば内窓をつけよう

長時間楽器を演奏したり、幹線道路わきなどの車の騒音の多い場所に暮らしていたりする人であれば、より高い効果が期待できる内窓を取り入れてみることをおすすめします。音は隙間をなるべくなくすこと、窓に空気の層を取り込むことでかなり遮断されます。二重窓にすることで、近所を気にすることなく楽器の練習ができそうですし、断熱効果も上がるため、光熱費が低く抑えることができることも、大きなメリット。効果重視ならぜひご検討ください。

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