ミニマルライフと住まいの関係

A.Imamura A.Imamura
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ミニマルライフは、シンプルに、自分らしく生きることを考えた暮らしです。モノや物欲、片付かない部屋に振り回されることなく、大切なモノだけを中心としたライフスタイルを実践する人の住まいとはどんなものでしょう?今回は、ミニマルライとフ住まいの関係をご紹介していきます。

ミニマルライフは収納量と比例

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ミニマルライフと住まいの収容量は関係しています。収納量に見合わないモノがあふれた部屋は、視覚的にごちゃごちゃしミニマルとは程遠い部屋にもなりかねません。こちらは、建築家すずきが手がける店舗と住まいを兼ねた家。コンパクトな正方形の家は、対角線上に設けられた大きな開口が光と風を清々しく通り、シンプルながらも開放感のある雰囲気が魅力です。一階の店舗スペースは、備え付けの色味が統一された家具を使って収納量をめいいっぱい確保することで、スッキリとした空間イメージを保ちます。

クレジット: photo by Kenta Hasegawa

ミニマルライフとベースカラー

ミニマルライフの住まいは、天井や床のベースカラーを白にしてみましょう。こちらは、建築家イドコロが手がけるボックス型の家。スッキリとした間取りに合わせ白を基調とした天井と床は、シンプルライフをより視覚的に演出してくれます。ところどころに加えられた木の質感も直線的なラインで構成され、中央に配置された大きな吹き抜けから差し込む日差しが家の中心として凛とした印象をつくり出します。

クレジット: © Photo : Kai Nakamura

ワンルームLDK空間で

極力モノを持たずにシンプルな生活を送る住まいに共通するのは、大きなワンルームのようなLDK空間です。家族の気配が常に感じられる、料理が好きのための開放的で大きなキッチン、閉じこもらない子供部屋など、居室の仕切りを全て外した住居は、まるで写真スタジオのようなすっきり感があります。残された余白があることで、将来の拡張性やライフスタイルの変化に対応できる更新性が家に生まれます。

モノを持たない暮らしとスモールハウス

ミニマルライフを実践し、モノを減らしていくと、いつの間にか物質的なことを考えなくなり思考がクリアになっていきます。そんな暮らしの在り方にピッタリなのがスモールハウス。モノを持つ必要がなくなると、家も必要最低限のスペースで満足するようになります。また家全体がコンパクトで、施行経費などのコストも抑えることが可能です。住宅ローンに縛られない暮らしもミニマルライフのメリットですね。

こちらでは「大切なものと暮らすシンプルライフを叶えるスモールハウス5選!」を紹介しています。

住まいの住環境は大切に考える

ミニマルライフは、シンプルに、そして自分らしく生きるコンセプトを大切にします。そんな住まいは、同様に住環境にしっくり馴染む暮らし方と家の在り方に関係があります。こちらは、島の大部分が国立公園に指定された西表島に建つ家。室内面積は21坪と決して広くはないですが、景色側にせり出した2mのデッキと広大な風景を望む両側の開口部のため狭さは感じられません。最先端の住宅と比べると設備はシンプルかもしれませんが、その分、気持ちの面で豊かに暮らせる優しい家です。

写真/中村絵

平屋のシンプルさ

こちらは、シンプルな箱型が印象的な平屋の住まい。白い壁に加えられた木の窓枠や扉が爽やかなアクセントを加え優しい印象の外観に仕上がっています。平屋は、移動が楽なワンフロア構造が多く、生活動線が短く移動が楽なうえに家を広く感じられるメリットがあります。また、定期的なメンテナンス経費が抑えられるメリットも。できるだけシンプルな生活を送りたい人におススメです。

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