大きな部屋や最新の設備の整った住まいなど、快適な暮らしを実現するためにそうした家づくりをしたい方もいらっしゃるでしょう。しかし、敷地の大きさや予算が限られているため、そうした家づくりができないこともあるでしょう。しかし、住まいでの暮らしをより良いものにしていくには、ちょっとしたアイデアを加えることでできるのです。そこで今回は、NASU CLUBの手掛けた住まいを通して、暮らしを豊かにしてくれる家づくりのアイデアを紹介していきたいと思います。
暮らしを豊かにしてくれる家づくりのアイデアとしてまず紹介したいのが、出窓です。どの家も採光や換気、眺望を目的として窓は必要となります。その窓枠に奥行きを持たせることで、その窓が机になったり、ベンチになったりと、家具のように使える窓とすることができます。こちらの住まいのように、出窓の窓枠の素材にこだわることで、いつでも外の風景を眺めながらくつろげる居心地の良い窓辺空間をつくり出してみてはいかがでしょうか。
土間というのは古くから日本の家屋にある空間です。それにどこか古臭いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、近年その魅力が再認識され、土間を取り入れる住まいが増えています。その魅力の1つは、外と内をつなげる空間となってくれることです。土間は、土足でいられながら、壁で囲まれた室内であるので、庭の延長のような半屋外空間として多目的に使うことができることでしょう。また、こちらの住まいのように、おしゃれなインテリアとしても映える薪ストーブを設置して、土間の蓄熱性能を効果的に利用することもできます。
開放的な気持ちのいい室内空間の住まいにしたい方も多いと思います。それには様々な方法がありますが、最も効果的な方法の1つが天井を高くすることです。天井を高くすることによって、窓の面積も大きくすることができることから、室内の明るさも増すことができます。こちらの住まいは、幅1.8mのリビングを持つ狭小住宅ですが、3mという高い天井高を持っていること、そして、家の奥まで見通せる間取りでその幅の狭さを感じない空間にデザインされています。
クレジット: associate: Mimasis Design
住まいの間取りを考えていく上で、階段は後回しにする方は少なくないはずです。しかし、階段というのは上の階の間取りを決めていく上で最も重要な要素となるだけでなく、下の階の暮らしの在り方も左右します。階段には様々なタイプがありますが、その中でもおすすめなのがオープン階段です。特に、こちらの住まいのようにリビングに設置することで、吹き抜けのある開放的で明るいリビングとしてくれるだけでなく、階段も1つのインテリアアイテムとして空間をおしゃれに形作ってくれます。
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建物が密集して建つような地域では、どのようにして日光を住まいに取り入れるか苦慮することが多々あります。そんな時に有効となるのが、天窓です。天窓は屋根に設置される開口になるので、北側の部屋や朝夕など設置場所や時間に関係なく採光することができるのです。こちらの住まいではダイニングに天窓が設けられていますが、朝食時や夕食時でも天窓から光が入ってくることから、いつでも明るい場所で食事ができる食卓となっています。また、開け閉めができるタイプであれば、効率的な換気が可能となりますし、大きな天窓とすれば気持ちのいい眺望も得ることができます。
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