雨風を防ぐだけじゃない!暮らしを豊かにする屋根の活用方法

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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屋根の基本的な役割と言えば、住まいを雨や風、そして強い日差しから守ることですが、色々なアイデアを屋根と組み合わせることで、様々な機能を屋根に持たせることができます。そこで今回は、より暮らしを豊かにしてくれる、屋根の有効な活用方法を紹介していきます。屋根の形や種類によっても、その活用方法は変わってくるので、希望の屋根の用途に合わせて、屋根のデザインも選んで見てください!

芝生で断熱性能を向上

屋根に芝生を敷くことで、屋根の断熱性能を向上させることができます。芝生とさらに土も屋根に載せるので、夏の強い日差しに対しても非常に効果を発揮してくれます。こちらの小栗建築設計室が手掛けた住宅では、緩やかに傾斜する片流れ屋根に載せられた芝生が温熱負荷を軽減させるだけでなく、近くの鎮守の森に代表されるような周囲の緑の環境や景観に配慮された屋根となっています。

屋上テラス

屋根が平坦で歩行可能となる陸屋根であれば、屋上を設けることができるので、そうすることで屋根を様々な用途に利用することができます。こちらのイノウエセッケイジムショが手掛けた住宅では、屋上にウッドデッキを敷いて屋外でも裸足で過ごせるような心地いい屋上空間をつくり出しています。密集する住宅地でも屋上テラスからなら、格別の街並みの風景を存分に味わいながら、セカンドリビングとして利用する日常や大人数が集まるパーティーを楽しむことができます。

屋上菜園

密集した市街地でも十分に日光が降り注いでくれる屋根面を利用して、屋上菜園を作るのも1つの方法です。こちらの工藤宏仁建築設計事務所が手掛けた住宅では、増築部分の屋根に屋上庭園、そして木製デッキへとつながり、さらにそこから既存部分の部屋へと広がっていきます。ここの屋上庭園では、野芝、イトススキ、ハーブ類が育てられていて、ハーブ類を入浴や料理に利用したり、秋には赤く色づく野芝や穂を出すイトススキといった季節が移り変わるごとに、ここの庭園の風景も移ろいでいくのを楽しめるそうです。

写真:鳥村鋼一

屋上に水道を設けて露天風呂

屋上に水道を設けることで、屋上での使い方も幅広いものに出来ます。こちらのA-SEED ASSOCIATESが手掛けた住宅の屋上には、お湯も出る蛇口にして露天風呂が設置されています。周囲の視線を気にすることのない屋上ならではのとても開放的な屋上の使い方です。一方に高いマンションが建っていて目線が気になる場合も、その方向にだけ壁を立ててその視線を遮ることで、屋上からの景色や開放感を保ちながら、湯船に浸かってゆっくりとくつろぐことができるでしょう。

写真:平井写真事務所(平井広行)

眺望を楽しむ場所

あまりコストをかけないで屋根を有効に利用したいという方には、眺望を楽しむ場所として屋上を設けるだけでも普段の暮らしをより豊かなものにしてくれます。こちらのEU建築設計が手掛けた住宅では、あえて建物を敷地の南側に寄せて建てることで、この建物からの良好な眺望を実現しています。屋根に簡単な腰掛けベンチを設置するだけで、普段から気軽に屋上に出て風景を楽しめるような、リラックスには最高の場所となっています。

写真:絹巻豐/絹巻豐写真事務所

太陽光パネルの設置

傾斜のある屋根は太陽光パネルを設置するには一番の場所です。屋根の勾配によって、太陽光発電システムの発電効率が若干ですが変化するので、ソーラーシステムを取り入れようと考えている方は、屋根の勾配や形を工夫するといいでしょう。屋根の形に関しては、それによって設置できる太陽光パネルの大きさや面積が変わってくるので、専門家と相談しながら住まいに最適な屋根を決めていきましょう。

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