品の良い色、美しい佇まいの家具、シンプルで飽きのないスタイリッシュな空間など、素敵な部屋をつくるにはどこに気を付ければよいのでしょうか?インテリアコーディネートのセンスが良く見える基本的なコツがいくつかあります。今回は、そんな誰でもここを抑えればセンスよい空間をつくれるようになるポイントをご紹介していきます。
品よく美しくまとまったインテリアコーディネートのポイントの一つに、水平ラインを統一させるというコツがあります。できるだけ家具の高さをそろえて水平ラインを強調することで、視覚的にまとまりが生まれます。こちらの和モダンスタイルのリビングは、低い目線で過ごすことの多い和室にあわせて同じく背の低い直線的なソファーが選ばれています。その直線的なラインは直線的な和室と上手く馴染みすっきりとした和モダンの空間を惹きたてています。
PHOTO:NACASA & PARTNERS
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀
※リビングの写真ページ
美しいシンメトリーの配置は、インテリアコーディネートの中ではよく欧州で人気のテクニックで、見る人に気品や安定、調和を感じさせます。空間の中に視覚的なフォーカルポイントが出来るので、シンメトリーの配置を中心にする内装も多く見られます。こちらのようにベッドの中心に合わせて棚やフレームを飾ったり、枕の並べ方に気を付けるだけでも簡単にシンメトリーを作ることが出来るので気軽に試しやすい方法です。
【シンメトリーについては、こちらの記事でも紹介しています】
インテリアをすっきりと美しく見せるポイントに、インテリアの色彩計画があります。ベースカラーを決め、色数を絞って加えるアクセントカラーを考えましょう。こちらのポーランドのデザイナーが手がけたリビングは、コントラストの強すぎないモノトーンで家具が統一されスタイリッシュにまとまっています。差し色としてクッションやラグなどで小さな面積に色を取り入れると部屋のアクセントになるでしょう。
おしゃれなインテリアグリーンを上手に取り入れましょう。植物があるだけで暮らしに潤いと穏やかさがプラスできます。こちらのようにエアプランツやツタ植物を吊るせば葉がどんどん垂れ下がってくるのを楽しめます。上から吊るすことによっておしゃれな空間になるだけでなく、こちらの様にゾーニングとしても効果的です。
Photograph: Shohei Yoshida
モノが乱雑に散らばっている部屋よりも、美しく片付き整頓された空間は広く見えます。その際に重要なる収納棚も高さを揃え床や壁をよく見せることで視覚的に空間に広がりが生まれます。こちらは大きな造り付けの収納を配置することで壁の凹凸を少なくしスッキリ見せたリビングルーム。棚の素材もダイニングテーブルやカウンターとあわせたナチュラクな木材なので圧迫感なく馴染みます。
インテリアのテーマにそぐわないものは潔く諦めることも大切です。決めたスタイルで揃えることで空間の統一感やおしゃれ度がアップします。こちらはアメリカンスタイルでコーディネートされた住まい。ミッドセンチュリーの家具や、間取り、部品1つ1つの細部までこだわって選ばれています。素敵な部屋をつくるには、まず自分が好きなスタイルや好みを見つけておくことも大切でしょう。
クレジット: オレンジハウス
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